台湾が舞台の長編小説「流」を上梓 東山彰良氏に聞く|日刊ゲンダイ

台湾が舞台の長編小説「流」を上梓 東山彰良氏に聞く|日刊ゲンダイ

 温暖な気候と温厚な人、洗練された観光地の印象が強い台湾は、1987年までは中国国民党の戒厳令下にあり、国民党と共…
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【書籍紹介】「流」(東山彰良・著)

蒋介石が逝去した1975年から始まる物語。
白色テロのピークは過ぎたが、まだまだ戒厳令下の台湾でのある一家の物語。
「戦火を生き延びた強運で豪腕の祖父」「ゴキブリを素手で仕留める祖母」「お調子者の叔父に裏稼業のもうひとりの叔父」などなど、登場人物は台湾で幼少時代を過ごした作者が実際に見た人々をモデルにしているそうです。

ノスタルジックな台湾を味わえる作品なので、興味がある人は読んでみてね^^

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★内容紹介
青春は、謎と輝きに満ちている――
台湾生まれ、日本育ち。超弩級の才能を持つ「このミス!」出身、大藪賞受賞の異才が、はじめて己の血を解き放つ!

何者でもなかった。ゆえに自由だった――。
1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。
17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。
大陸から台湾、そして日本へ。謎と輝きに満ちた青春が迸る。
友情と恋、流浪と決断、歴史、人生、そして命の物語。
エンタメのすべてが詰まった、最強の書き下ろし長編小説!

★著者について
東山 彰良
(ひがしやま・あきら)
1968年台湾生まれ。5歳まで台北で過ごした後、9歳の時に日本に移る。福岡県在住。2002年、「タード・オン・ザ・ラン」で第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞。2003年、同作を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で作家デビュー。2009年『路傍』で第11回大藪春彦賞を受賞。2013年に刊行した『ブラックライダー』が「このミステリーがすごい!2014」第3位、「AXNミステリー 闘うベストテン2013」第1位、第67回日本推理作家協会賞候補となる。
近著に『ラブコメの法則』『キッド・ザ・ラビット ナイト・オブ・ザ・ホッピング・デッド』がある。